こんちには!たろです!
最近「ふもとっぱら×風」のキーワードで検索して、この記事を見て下さっている方が多いので改めて加筆致しました。
さて今回はこのブログを書こうと思い立ったきっかけである「ふもとっぱら大事件」(著者命名)について書いていこうと思います。
え?何でブログ立ち上がるきっかけになった事柄なのに今まで書かなかったかって??
傷…癒していました…\( ᐛ )/
…さ、さぁ!気を取り直していきましょう!!!
- ふもとっぱらキャンプ場の基本情報
- 色んな事を想定した対策はしていた
- 土砂降りからの奇跡
- 失念していた強風
- スノーピークに修理依頼
- 今回の反省点
- 自然を相手にする楽しさを知った
- ふもとっぱらキャンプ場は上級者向け
- 終わりに
ふもとっぱらキャンプ場の基本情報
まずはふもとっぱらキャンプ場について軽く紹介したいと思います。
詳しい紹介はまた別の機会に。
何故なら今回話したい事はそこでの失敗談であり、そもそもここに泊まれてないから😭
利用した時の感想とか…書けないから…
基本情報
- 住所:〒418-0109 静岡県富士宮市麓156
- 電話:0544-52-2112
- 利用料:オートキャンプ:中学生以上1,000円。 小学生500円/1泊
- 駐車料金:車1台2,000円/日。バイク1,000円/日
- 営業期間:通年営業
その他詳しい料金等はこちらを参考にされて下さい。
富士山の麓にあるこのキャンプ場の最大の魅力は何と言ってもこれ!
これから起こる悲劇をこのときの私は知る由もなかった
見て下さいよこの絶景!!
富士山がこんなに雄大にそびえ立ち、そしてその景色を遮るものが何一つ無い!
ここに泊まって朝日が昇るのを見られたらきっと感動して泣いちゃうかもしれません。
やはり「キャンパーの聖地」と言われるだけの事はある!
…私は違う意味で泣いたけどなっっ!!
色んな事を想定した対策はしていた
一応初心者ですし、丸腰で臨むと寒さで死ぬと思い防寒や雨が降った時の最低限の対策は考えていたのですよ。
因みにこの日の天気予報は、お隣の山梨県は雨、こちら静岡県は曇り。
もし万が一雨でもレインブーツにポンチョ、着替えも持ったし、何より私には耐水圧1,800mmミニマムの相棒、ヴォールトがついているから大丈夫!!
1,800mmミニマムの話についてはこちらの記事をどうぞ
それに寒さ対策だって、11月初旬に行ったキャンプの時には持っていかなかった
- 超極厚銀マット
- 毛布
- 湯たんぽ
- 段ボール
をプラスで持ってきたし、きっと何とかなる筈!(この時は11月中旬でした)
服もめちゃくちゃ着込んだ!
超極暖ヒートテック上下もしっかり持ってきた!
足元はスノーブーツ!
よし!寒さになんか負けない!かかってこい!!
土砂降りからの奇跡
お隣山梨県を車で走行中、車内の空気はどんよりしていました。
何故かって?
めっっちゃ土砂降りだったから。
いやでも私たちには1,800mmミニマムがついてるし大丈夫…
だ、大丈夫だよね?
ヴォールトのテントを購入してからまだ2回目のキャンプです。
前回はとても気持ちのいい秋晴れだったので、こんな土砂降りの中でのキャンプは2人とも初めてでした。
…スノーピーク様ぁ…頼むぜぇ…😭
しかし山道を登り切り、どんどん下りながらお隣の県、静岡県に入った途端
雨、ピタリと止む。
うぉぉおおおお!!!
奇跡が起きた!!!
虹まで出てる!最高だ!!!
そして先程のこの景色ですよ!
神様ありがとう…
最高の景色を本当にありがとう…
いそいそと場所取りをし、テントの準備を始めます。
失念していた強風
ここでまさかのハプニングです。
天気予報で天気や気温は毎日毎日確認していました。
ふもとっぱらキャンプ場のライブカメラも定期的にチェックしていました。
出来うる限りの対策はして来ました。
全く失念していた、風の事。
この日ふもとっぱらキャンプ場は風速10m/s以上を記録。
気象庁によると、風速10〜15m/sは傘がさせないくらいの風だそうです。
普通に歩いていても影響を受ける程の風の強さの中、初心者キャンパー2人でテントを建てるのは至難の業でして。
ヴォールトは非自律型のテントなので、ペグを打たなければ立ち上がりません。
しかしペグを打つためにフレームを立ちあげると突風に煽られ、飛んで行ってしまわぬように押さえるだけで必死でした。
ふもとっぱらキャンプ場は先程お見せしました写真の通り、広大な平原の広がるキャンプ場です。
それ故に、風を遮るものが何も無いのです。
それでも何とか、僅かに風が止んだ時を見計らって2カ所のペグを打ち、前方のフレームが立ち上がった瞬間
横から吹き付ける突風。
大きくしなるフレームはバキッと悲鳴をあげ、見事に折れてしまいました😭
絶句する2人。
強風のつうこんのいちげき!
2人の心に10,000のダメージをあたえた!
瀕死…瀕死ですよ…誰か助けて…
……いや…でも待てよ…
スノーピークさんはこんな時の為にリペアパイプを入れてくれていた筈!
↓リペアパイプとはこんな感じの筒状の物です。
画像:楽天市場
この直し方を参考に…
画像:snowpeak
よし直った!リベンジだ!
〜〜〜
何度も何度も風に煽られながら、懸命にテントを張ろうと必死にもがく初心者2人。
ペグがやっと刺さったと思っても、強風で再び抜けてしまう。
車の駐車位置を変え、風を出来るだけ避けようと試みるも、なかなかテントは立ち上がらない。
それでもようやく手前のフレームが立ち上がり、後ろのフレームを立ち上げようとしたその時。
再び横から吹き付ける強風。
脳裏を掠める、不吉な予感。
と、その時。
バキッ!!
「「……っっ!!!!!」」
ポールが再び悲鳴を上げた。
彼にはもう、突風に耐えうるだけの力は残されていなかったのだ。
「……くっ!!最早ここまで…!!」
2人の挑戦はこうして幕を閉じたのであった。続く。
〜〜〜
……お楽しみ頂けましたでしょうか😭
ポール2本へし折られ、もう為す術なしです。
1時間程の格闘虚しく、2人の惨敗です。
もうどうすることも出来ません。
来た道を帰るのみです😭😭
あばよふもとっぱら!!楽しかったぜ😭😭😭
スノーピークに修理依頼
帰りの道中にちょうどスノーピークのフレーム修理を依頼できるキャンプ用品店があったので、そちらに持ち込み修理をお願いしました。
その時の手順などはまた違う記事にして紹介したいと思います。
この時、本当にスノーピークのテントを買っておいて良かったなと思いました。
アフターフォローがしっかりしているブランド、最高。
今回の反省点
数日間は心のダメージを修復する為に費やしましたが、段々と己の未熟さが悔しくなり
「いつの日かふもとっぱらキャンプ場でキャンプを成功させる!」
という強い目標が出来ました。
その為にも今回の反省点をまとめなければいけません。
風の怖さを失念していた
まずは何と言ってもこれです。
天気予報で天気や気温は毎日のようにチェックしていたのに、風速の事は一切気にしていなかったのです。
風の怖さをもっと知っていたら、早めにキャンセルだって出来たし、今回の様に無駄な時間やお金を使わずに済んだかも知れません。
それに今回はこれだけで済んだから良かったものの、もしかしたら大きな怪我をしていた可能性だってあります。
今度からキャンプの予定を立てる時は、必ず風速もチェックしようと思います。
風が強い中、無理に建てようとした
他のキャンパーさんの中には、椅子だけ出してのんびりされている方もいました。
今思えば、無理をしないで様子を見ていたのかも知れません。
「この風の中テントを設営するのは難しいだろう。もう少し様子を見て、少しでも風の弱まったタイミングでテントを建てよう」
と、これくらい冷静に判断出来る余裕が私にもあったら、もしかしたら今回のような悲劇は回避出来たかも知れませんね…。
木や建物の側に設営する
ふもとっぱらキャンプ場は写真の通り、風を遮る物が何もありません。
それでも良く探せば木が生えている所もあったし、その木の後ろや建物の陰に設営すれば、もう少し突風を防げたように思います。
景色の良さだけを意識してこの強風の中、原っぱのど真ん中に設営しようとしたのが初心者の2人には間違いでしたね。
ハードルが高過ぎました。
風向きを全く考えていなかった
その後色々調べたのですが、風の向きとテントを建てる向きを考えて設営するのはとても大切な事でした。
風が吹いてくる方向にテントのおしりを向けて建てると良いそうです。
確かにスノーピークの説明のところにも前や後ろから吹いてくる風には強そうなイラストですよね。
画像 :snowpeak
それなのに私はテントを建てることだけに必死になってしまい、風向きを考えていませんでした。
その結果、風下から真横に突風が吹いてきて、横に大きくしなったポールが折れてしまったのです。
本当に無知って恐ろしい。
自然を相手にする楽しさを知った
何やかんやありましたが、今ではへし折られたポールへの傷はすっかり癒え、むしろあの体験が更にキャンプの楽しさを教えてくれたように思います。
自然を相手に楽しむものだから、きっとまた思い通りに行かない事もあるでしょう。
それでもそれ以上に、普段の生活では見る事の出来ない素晴らしい景色を見せてくれるのも、また自然なのです。
それに今回の失敗でまたひとつノウハウを学ぶ事が出来たので払った修理代は良い勉強代でした(笑)
この失敗から学んだ知識を今後のキャンプに活かしていきたいなと思います。
ふもとっぱらキャンプ場は上級者向け
憧れや知名度もあって、初心者2人が興味本位で訪れはしたものの、ふもとっぱらキャンプ場は何も対策せずに行くにはなかなか難易度が高いキャンプ場だと痛感しました。
遮るものが何も無い絶景という事は裏を返せば雨風を凌ぐものも何も無い、という事ですものね。
ふもとっぱらキャンプ場でキャンプをしたいという方は入念な準備と対策を怠らないで下さい。
私たちのようになりますよっっ(泣)
終わりに
みなさんもキャンプに行かれる際は、自然の猛威には十分気をつけて下さいね。
私は今回のことで、「キャンプを諦める」のも勇気のある最善の決断なのだと学ぶ事が出来ました。
初心者の方は勿論、玄人キャンパーの方も余り無理の無い範囲でキャンプライフを楽しんでいきましょう!
私の失敗談に共感してくださった方や、少しでも今後のキャンプの参考になった同じ初心者キャンパーの方がいてくだされば幸いです😊