こんにちは!たろです!(@taro_camp)
キャンプに行って、次の日の早朝に美味しいドリップコーヒーを飲む…。
この贅沢な時間をとても愛おしく感じているキャンパーさんは多いと思います。
かく言う私もそんなキャンパーのひとり。
あんな贅沢で優雅な時間、普段の生活の中ではなかなか味わえないですよね。
と、言うわけで、キャンプの時のみならず毎日のように珈琲を飲んでいる私が、趣味の延長程度ですが独学で勉強した「自分好みの珈琲の淹れ方」についてご紹介したいと思います。
珈琲の「味」を決める4つのポイント
「美味しい珈琲」と一言で言っても、好みの味は人それぞれ。まずは自分の好みの味を見つけてみましょう。
珈琲の味を決めるポイントは「苦味」、「酸味」、「コク」、「キレ」の4つ。
珈琲の味はこの4つの要素のバランスで決まります。それぞれ少し解説してみましょう。
苦味
「珈琲と言えば苦味のある飲み物」と、まず誰もが思いますよね。珈琲の苦味成分の代表が「カフェイン」ですが、焙煎の仕方やドリップの仕方でも苦味は大きく変わります。
酸味
豆の鮮度が良く、酸味を持った珈琲は「フルーティでまろやかな味わい」がするそうです。
(実は私、酸味の強い珈琲が苦手でして…まだフルーティな酸味とやらを感じられた事が無いのです…)
因みに酸味の成分も焙煎やドリップ方法でコントロール出来ます。
コク
珈琲を飲んだ後の後味に関するコクとキレ。
コクのある珈琲は、飲んだ後に口の中にまったりと味が広がる感じがあります。
苦味と相性が良いので、苦味のある珈琲豆を選んでゆっくりドリップしてあげるとコクのある珈琲が楽しめます。
キレ
コクのある珈琲に対して、キレのある珈琲は後味がスッキリ爽やかな感じがあります。
こちらは酸味のあるクセのない珈琲豆を選んで、サッとドリップしてあげる事で、あっさりとしたキレのある珈琲を淹れる事が出来ます。
味の好み別おすすめの豆紹介
苦味の人気珈琲豆
マンデリン
インドネシアのスマトラ島で作られている豆。珈琲の苦味をしっかり味わえます。
ブラジル
苦味や酸味のバランスが良いのでブランドコーヒーのベースとしても良く使われている、オーソドックスな珈琲豆です。珈琲初心者にもオススメの豆です。
酸味の人気珈琲豆
キリマンジャロ
タンザニア北東部にあるキリマンジャロ山域で作られている豆で、強い酸味が特徴。生育した標高が高い程質が高いとされています。
コナ
ハワイ島で採れるコナコーヒーは爽やかで嫌味の無い酸味が特徴の豆で、ブレンドに使用すると良質な酸味のを与えてくれます。
因みにブルーマウンテンに次いで高価な豆です。
コクの人気珈琲豆
ブルーマウンテン
はい好き〜!珈琲の王様!
ジャマイカにあるブルーマウンテン山脈の標高800~1,200mの限られた地域でしか栽培されない高級豆です。香りが非常に高く、芳醇なコクが楽しめる珈琲です。
トラジャ
インドネシアのスラウェシ島で栽培される豆で、苦味が強く、非常に濃厚なコクが味わえる珈琲豆です。酸味はほぼありません。
キレの人気珈琲豆
コロンビア
酸味と甘さ、キレのバランスがとても良い豆で、ブラジルなどと同様にブレンドのベースにも使われる豆です。コーヒーと言えばこんな味という基本の味なので、珈琲初心者にもオススメの豆です。
コスタリカ
苦味より酸味が強めの珈琲豆で、キレのあるスッキリした味わいが特徴です。変なクセが無いので飲みやすいと思います。
焙煎による味の違い
珈琲豆は焙煎(ロースト)の仕方によって苦味と酸味に違いが出ます。
珈琲豆の焙煎は大きく分けて「浅煎り」、「中煎り」、「深入り」の3つに分けられ、生の珈琲豆を火で煎る時間で変わっていきます。(もっと細かく分けると何と8種類にも分けられます!)
珈琲豆は焙煎時間が短い方が酸味が強く、焙煎時間が長くなる程苦味が強くなります。
画像:COFFEE STYLE UCC ONLINE SHOP
焙煎が進む程、豆の色が濃くなっていきます。
豆の挽き方による味の違い
珈琲をドリップする前に豆をコーヒーミルで挽く訳ですが、その挽き方でも味が変わります。
細かい方から「細挽き」、「中挽き」、「粗挽き」と分けられており、細挽きの方が珈琲の成分がしっかりと抽出されるので苦味やコクが強くなり、逆にザラメほどの粗挽きでドリップした珈琲は苦味が少なく、酸味が強くなります。
その他の要素
その他の味に影響を与える要素としては
- お湯の温度
- ドリッパーの種類
- ドリッパー以外での抽出方法
と色々ある…にはあるのですが、キャンプに行ってまでわざわざお湯の温度とか測らないでしょうし(少なくとも私は)、ドリップ以外で淹れると言って、じゃあキャンプにエスプレッソマシン持って行こう!とはなかなかないと思うので今回は割愛しますね(笑)
実際に淹れてみよう!
豆を挽いてみる
さぁ!お気に入りの豆を見つけたら実際に珈琲を淹れてみましょう!
珈琲豆を使用する方はコーヒーミルで豆を挽いていきます。先程の挽き方による味の変化を意識して挽いてみて下さい!
もし既に粉になっている物を持ってきている方はここは飛ばしてもらって大丈夫です☺️
珈琲豆を挽くにはコーヒーミルが必要です。コーヒーミルには電動のものと手動のものがあり、特に手動のものですと、キャンプなどで持ち歩きやすいようにコンパクトに設計されているものが数多くあります。
手動のコーヒーミルでも、多くの商品が豆の挽き具合を調整出来るようになっているので安心ですね!
画像:Yahooショッピング
ドリップしてみる
お好みの粗さで挽いた後はドリップしていきましょう!コーヒーをドリップする為にはコーヒードリッパーとコーヒーフィルターが必要です。
外側のプラスチックの器具がコーヒードリッパーで、内側の紙の様なものがコーヒーフィルターです。
珈琲一杯(120ml)を淹れるのに必要な珈琲の粉は大体10gなので、その分の粉をコーヒーフィルターに入れましょう。
お湯を注ぐ時は、まず中心から外側に円を描く様に注いでいきます。
粉全体にお湯が注がれたらその状態で30〜40秒蒸らします。この蒸らしの工程が結構大事で、これをする事でお湯と珈琲の粉が良く馴染むようになり、珈琲の成分を十分に引き出してあげられるようになります。
2回目以降は中心から「の」の字を書くように優しく注いでいきます。
2回目が一番珈琲の風味が出るので、たっぷりとお湯を注いで下さい。大体目安はフィルター内の粉の上までお湯が上ってくるくらいです。それ以上注ぐと溢れます(笑)
3回目も2回目と同じように小さな「の」の字を書きながらお湯を注いでいきます。2回目のお湯が全て落ち切る前に3回目を注ぎ始めるのもポイントです。
2回目の湯量が一番多く、それからは徐々に湯量を減らしていきます。
最後の方は余計な雑味が含まれる為、珈琲が落ち切る寸前にコーヒードリッパーを外して完成です。
終わりに
どうでしたか?自分好みの味わいに抽出する事が出来ましたか?
厳密に言えば美味しい珈琲をいれるポイントはまだもう少しあるのですが、道具も限られたキャンプ場で飲む事を考えると、これでも十分じゃないかなぁと思います。
ペーパードリップは初めのうちはなかなか味が安定しないのですが、コツを掴めばいつでもどこでも美味しい珈琲が飲めるようになりますので、是非お好みの味になるまで練習してみて下さい☺️